西陣・帯
大庭(白綾苑)
(おおば はくりょうえん)
西陣証紙No.840、手機にこだわり、特別に別撚りした経糸を用いて製織した贅沢で華麗な袋帯、華やかな意匠のみならず独特の軽やかな締め心地やシワになりにくい優れた回復力からも高い評価を受ける名門機屋です。
帯屋捨松
(おびやすてまつ)
西陣証紙No.48、独特の存在感を持つ個性的な帯でその名を知られる「帯屋捨松」、江戸末期の創業から六代目が図案家として名高い徳田義三の下に修行に入り、今の捨松を創り上げました。洛風林同人。
織悦
(おりえつ)
西陣証紙No.964、高尾菊次郎の創業に始まる西陣の老舗・織悦、本阿弥光悦に心酔し、この光悦好みと織物一筋の悦びの心境を評して付けられた商号です。研究と創意工夫を重ねた帯は、その美しさと締めやすさで高い評価を受けています。
川島織物
(かわしまおりもの)
西陣証紙No.39、川島織物は初代・川島甚兵衛の創業以来165年の歴史を誇る名門です。明治24年、国内業者で初の宮内省御用達となり、貴重な織物の復元などにも携わってきた卓越した技術や美意識、そこから生まれる妥協のない最高級の品質の帯は、軍配マークの川島として確固たる信頼を得ています。
河合美術織物
(かわいびじゅつおりもの)
西陣証紙No.47、豪華絢爛な古典柄の重厚感あふれるなフォーマル帯で名高い西陣の名門機屋です。
河村織物
(かわむらおりもの)
西陣証紙No.46、「河村つづれ」の商標で手織にこだわり、爪綴れから中国刺繍、錦織の袋帯などを扱っています。
誉田屋源兵衛
(こんだやげんべえ)
260年の歴史を持つ帯問屋、現十代目山口源兵衛は確かな伝統を守りつつ誉田屋の持つ染織の技術力を活かして、様々な素材や技法に挑戦、美しく蘇らせる等、革新的な活動を続けています。
龍村平蔵(龍村美術織物・たつむら)
(たつむら)
西陣証紙No.644、贅を尽くした帯として知られる龍村美術織物は、初代龍村平蔵氏の創業に始まります。法隆寺裂や正倉院裂・名物裂など古代織物の復元・研究という困難な作業を手がけ、それを基盤として製作される個性豊かな意匠の美術織物、特に「龍村平蔵製」は龍村の中でも別格の扱いとされる逸品です。
龍村晋
(たつむらしん)
龍村晋は父平蔵の下で古代裂の復元を学び、父の技と感性を伝承しつつもまた一つの独立した世界を確立し、「伝匠名錦」として世に出しています。
長嶋成織物
(ながしませいおりもの)
西陣証紙No.114、晴れやかなフォーマルの装いを支える、繊細かつ重厚な袋帯「瀞金錦」「瀞銀錦」シリーズは本金引箔の最高峰、長嶋成の誇る逸品です。
服部織物
(はっとりおりもの)
西陣証紙No.259、200年以上続く西陣の老舗機屋です。服部織物を代表する、表裏共に細い糸を使って丹念に織られた引き箔の帯「こはく錦」は帯としての美しさだけでなく、しなやかで軽い締め心地に定評があります。
紋屋井関
(もんやいぜき)
西陣証紙No.1318、天皇の御衣御装束の製織に奉仕する御寮織物司、中でも1571年に御寮織物司の筆頭に任命された井関家は450年もの間その業を受け継ぐ唯一の織りの名家です。
洛風林
(らくふうりん)
創業者 堀江武の卓越した企画力、意匠力による個性豊かな帯を帯屋捨松や勝山織物など西陣の老舗機屋への委託により創作する問屋です。和洋、時代を超えた独特の存在感があり、非常に人気の高いブランドです。
渡文
(わたぶん)
西陣証紙No.37、「纐纐」「用美錦」「波衣」「名物裂」「真綿紬」のシリーズなど趣味性が高く締めやすい洒落帯で人気の高い機屋です。